2013年1月22日火曜日

特命社長松原秀夫の言葉②-チームワークと「和え物」―

 
 日本料理に「和える」という言葉があるのは皆さんご存知でしょう。ワカメやウドやネギなどを味噌・酢・砂糖・酒・ゴマなどで混ぜ合わせた料理を和え物といいます。小さな器の中で、これらが混ぜ合わせて、一つの風味を醸し出します。
 チームワークの極意は、この和え物の中にある極意の気がするのです。メンバー全員がルールを守り相互理解を図り、チーム共通の目標を達成してゆくことです。協同し、協力することです。といっても、お互い肩を撫で合い、褒め合い、慰め合うことではなく、お互いの主義主張を尊重し、摩擦や葛藤を乗り越えるところにチームワークの下地ができます。
 私達は人との関係において対立したり、もつれあったりすることを避けようとする傾向があります。そのため、自分の意に反して心ならずもチームに参加したり、見せかけの一致に走ったりします。上司やメンバーに対して自分の勇気を欠いてしまったら真のチームワークは望めませんし、目標に到達することも不可能でしょう。
山の幸・海の幸がそれぞれに自分の味を主張しながら、えも言われぬ美味しさを作り出す和え物のようなチーム、職場でみなさんとともにそういうチームにしてゆきたいと思います。

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