2013年4月7日日曜日

お花見

 週末の低気圧ですっかり桜の散ってしまった関東ですが、先週、残っていた花を見に、小田原城に行ってきました。

 3月30日(土)~31日(日)に、小田原城址公園では、「小田原かまぼこ桜まつり」が開催されていたのです。お堀の橋を渡ったところにある二の丸広場には、小田原のかまぼこ屋さんが集合し、軒を連ねるテントの中では「ききかま大会」や「かまぼこ板一夜城合戦」などが催されていました。中でも行列を作っていたのはおでん屋さんと、お好み焼き屋さんのテントです。先週末は真冬の再来かというくらいの寒さで、木枯らしに凍える中、少しでも身体が温まるものを求めて、店を巡っている人たちがたくさんいました。私も一時間以上は客席に座っていましたが、とにかく寒いということで頭がいっぱいで、せっかく花見に来たというのに桜を見る余裕もなく終わりました…。

 そんな状態のお花見でしたが、ちゃんと防寒をして桜を見に来ている人も多くいました。お堀端を通ると、三脚をセットして撮影している人をしばしば見かけます。小田原城の桜は、昼はお堀の水にしだれた枝振りが反射して、二倍の花を楽しめます。花弁の散った中でボートを漕ぐのも人気でのようです。夜は、連なる提灯の灯りでライトアップされた並木道が背景の城と相まって情緒ある情景を醸し出します。花はもう散ってしまいましたが、あたたかくなる春先の散歩に、小田原城を歩いてみるのもいいと思いました。




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