コロナウイルスの影響が出始め、子供達の休校や所属団体の行事がなくなり始めた3月下旬、
自粛自粛と言われどこにも行けないので、畑作りを家族で始めました。
私の家の裏庭は戦前みかんを植えていた段々畑となっており、成人後、父から管理を任されました。
庭としては広すぎるので、毎年年10日程度を費やし、エンジン付きの草刈機で雑草を刈り取ります。雑草の生命力は凄まじく、特に5〜7月には手入れが必要です。
そんな手間を減らしたのが、7年ぐらい前に敷設した防草シート。
シートを敷いた所には草が生えず、草刈りをしない段がいくつかできれば手間も大幅に減ります。
そんなシート(第二期)が昨年の台風にて破損したのも畑を作るきっかけになりました。
スコップで穴を掘ります。掘ると石がかなり出てきました。ただ、10年前ぐらいにジャガイモを植えたので多少は石が少なかったような。
その石を手動ふるいに入れレバーをグルグル回します。
下に土。ふるいに石が残ります。
(昨年、息子がどうしても手動のふるいが欲しいとの事で、多分使わないのだと思って買いましたが、大活躍。道具って大事だなぁ。そろそろ電動のが欲しくなってきました…。)
という石と土の分別作業を繰り返し、土だけにします。(この間もほぼ毎日草むしりか草刈りはします)
数ヶ月間作ってきたコンポストを地中に埋め、一週間ぐらい置きます。
その間に余っている土を分別し、畑用の土を作ります。
イノシシ除けのためにフェンスを建て、(建てと簡単に言いますが、まず柱の鉄筋が自立できる地盤を探し調整し、打ち込み、土留を作り、フェンスを置き、結束線で留めます。)害獣の侵入を防ぎます。
余っている土というのも数十年放置していた場所で、草を刈るがそのままと言う自然の腐葉土です。
土の色は真っ黒でミミズが群生しています。
この土もガンガン分別。(もちろん草むしりは日課です)
さて、これから③苗植えをします。
農家出身の義母が大仁の農場で吟味し、厳選して買ってきたものを植えました。
苗植えは1時間もかかりません。
やはり「畑作りは土づくり」と言う言葉の通りですね。
そこからは草むしりと毎日の水やりが主になりますが、家族に目標や工程を語り、少しづつ
作業続けた結果、ここ23年間戦い続けた切り株との決着(脇腹負傷しましたが…。)も付きました。
石垣の補修の左官工事も少し終わり、防草シートも多少の修繕をし、地盤沈下した芝生も埋め戻し完了。
休憩中に三ツ石を眺めたり、木陰で本を読んだり、お昼を庭で食べたりできるように整備もでき、よく見かける草や虫、鳥の名前もわかってきました。
先週からキセキレイ(多分…)が巣を作り、子育てしています。
コロナの外出自粛は大変な方が多かったと思いますが、いつも負担に感じていた庭がこれほど役に立ち、家族との時間を有意義にできる場所になるとは思いませんでした。
これからも無限と言っていいほど、手を加えるところがありますが、壮大なリアルシミュレーションゲームに没頭し、コツコツ作り上げていこうと思います。