2015年4月25日土曜日

瀬戸内海大島

四月の中旬、山口県屋代島に住む祖母に母と一緒に会いに行きました。
地元では「大島」と呼ばれている屋代島は、名前の通り瀬戸内海では小豆島の次に大きい島です。
本土に頭を向けた金魚のように見える形の尻尾の辺りに、祖母の家があります。
昔は船でしか渡れず不便だった島も、大橋が出来てからは車で行くことが出来、近年は国道も徐々に整備されて快適なドライブコースとなりました。
それでも、湯河原からは新幹線と電車とバスを乗り継いで片道8時間の遠い道のりを行くことになります。
たどり着いた頃にはすっかり疲れ切っていましたが、新鮮な魚と祖母の庭で収穫したばかりの野菜で元気を取り戻しました。
魚介と果物と野菜に恵まれ、どこよりも美味しいものが食べられる島です。
翌日は国道沿いに2kmほど行ったところにある、道の駅に行きました。
コンビニもスーパーも少ない土地なので、道の駅には観光客はもちろん、地元民が日常の楽しみとして島中から集います。
その日もいつからともなく広い駐車場がいっぱいになり、込み合っていました。
20分もあればすっかり見てしまえる道の駅なのですが、なぜか何度も行きたくなる場所で、その日のうちに二回も往復してしまいました。
太平洋と異なり波が穏やかな瀬戸内海は、晴れた日には向かいの本土とその間に点在する数百の島々を臨むことが出来ます。
小島や空や道端の花々を眺めながらぼんやり散歩をしていると、日常を忘れます。
たった数日ですが、時間のゆっくり流れる島暮らしを堪能して、心身ともにデトックスして帰って来ました。
次に行くときはレンタカーを借りて、海沿いのドライブを楽しみたいと思っています。





 



 

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